深丘園 by渓流ファン様
以下、渓流ファン様のレポート

埼玉県の深谷市と岡部町の共同組合営施設「深丘園」です。
台風がもたらした驟雨の中、郊外の小山の裾にある施設を尋ねました。
緑深い木立の向こうに聳える煙突。
なんか、懐かしい雰囲気です。
入口側から見た煙突です。
右下に看板が写っています。
昭和46年にこの地に建てられた古い施設です。
ご多聞に漏れず、ここも建替え更新の話が出ている模様です。
川べりに立つ火葬棟全景です。
川にかけられた橋をはさんで手前(道路側)には駐車場。
奥(小山側)には火葬棟、渡り廊下、待合棟、そして霊柩車庫がロータリーを囲んで
並んでいます。
雨脚が強まり、レンズを拭いながらの撮影でした。
火葬棟です。
重油炉4基(火葬炉)を持つそうです。
汚物炉その他は不明です。
煙突と共に四角い排気塔らしきものが立っています。
ここの排気系統については良く判りませんでした。
煙突は現役かもしれません。
橋の上から煙突全体まで写るように撮影。
昭和40年代ごろのRC建築物(火葬場に限らず)のテイストが
漂う造りですね。地方のドライブインやホテル、ガソリンスタンドの
事務所なんかではこの手のデザインを良く見ました。
火葬棟正面のアップ。
ガラスは全て茶色の遮光フィルム貼りです。
中の様子はまるで見えません。
各部の機能も中央が炉前ホールとその出入口で、奥(写真左)に渡廊下との
接続部があるというぐらいしか判りません。
手前(右側)の張出しは収骨室だと思うのですが、事務室、休憩室なのかもしれません。
火葬棟と待合棟とを結ぶ渡り廊下です。
かなりの長さがあります。25メートルぐらいでしょうか?
待合棟です。
2階部分が個室、1階はポーチ、ロビーといったレイアウトでしょうか。
窓は南よりの方角に面し、明るい造りです。
上の位置から振り返り、駐車場と出入り通路を撮影。
駐車場は20台は余裕で停められそうです。
前の道路をはさんで、町営のグラウンドがあります。
なお、火葬場背後の小山の上一帯は民営のゴルフ場が大部分です。
ゴルフ場にほぼ隣接して、この火葬場からは3分ほど離れた山裾には
民営の葬儀式場が設けられています。
小川の土手を歩いて、火葬棟背後を撮影しました。
(すみません、雨がひどくてカメラ操作もままならず、ほとんどボケボケでした。)
煙突に続く煉瓦の上煙道と排気塔基部周辺です。
以前取材した横川斎場裏手にあったのと同じ「銀色の箱」がここにもありました。
やはりこれは残骨容器でしょうか?
仰ぐアングルですが、煙突と排気塔、そして煙道です。
建物背面には、銀色の箱と少し離れて錆びたドラム缶も数本並べられていました。
...霊灰塔の所在までは確認できませんでしたが、どうやらこれらが収骨残りの
処理用ではと思われます。
画面左端にチラリ見える青色の扉は、大型の鉄扉です。
通用口はその隣、天窓の並ぶ火葬炉背面よりにありました。
黄昏近く、鈍色の雨雲に向かいそびえる煙突の先端部です。
重油炉ながら、汚れは煙突、排気塔共に見当たりません。
再燃装置が優秀なのか、あるいは再燃炉のみ灯油等他の燃料を用いているのかも
しれません。
(前述のドラム缶の隣には一般家庭用のプロパンボンベが2本並んでいました。ホースは
炉室に引き込まれていましたが、再燃用としてはボンベが小さすぎる気もします。おそらく
休憩室用でしょう。)スラリとした細身の煙突で、高さは25メートルぐらいありそうでした。
このようなコンクリ陸屋根デザインの火葬場は、もしかすると、ある世代にとっては
寺院風よりも懐かしいかもしれませんね。
ただ、日本全国の同世代のRC中小建築物の多くと同様に、ここもほどなく消え去る運命でしょう。
平凡で月並みすぎるが故に、残されえない宿命。
せめて、更新後は立派で便利な施設になってもらいたいものです。