横浜市戸塚斎場 by S2004-GA様

管理人のコメント
 そして戸塚の続編です。今度はS2004-GA様がレポート下さいましたが、昔の戸塚火葬場画像
はかなりのインパクトですね。旧施設一枚目の画像からはコンクリートに鉄管継ぎ足しの補強
アングル付き煙突が、そして二枚目の画像からは建物側面の庇から突き出す空中煙道と、接続した
コンクリ煙突の基部、そして恐らく収骨or告別中の会葬者と職員と思わしき”オマワリさん”の姿が
克明に写っていて非常に興味深いです。炉前入り口が建物側面にある珍しいタイプの施設ですね。
 狭く古い火葬場に黒服の会葬者が密集するこの火葬風景は、管理人のトラウマ原体験そのもの
です。見ていて思わず震えが走りました。


以下、S2004-GA様のレポート

*画像をクリックすると拡大画像が別ウィンドウで開きます。

  

初めて投稿させていただきます。
(元荒川区民様の投稿に追加という形で投稿させていただきます。)

私の地元、横浜・戸塚の横浜市戸塚斎場です。
鳥が丘という、お洒落な住宅街に「鎮座」しています。

ここは1年半前に祖母の火葬の為初めて訪れました。
これはその時に撮った写真です(紙焼き写真の為、見にくくて申しわけありません)。
この時も頻繁に霊柩車や他の遺族の方の出入りが激しく、人口約350万人の大都市・横浜を
ここでも感じました。

正面から見ると、あのビルのような排気塔が不気味な威圧感を与えています。
中に入ると炉前との仕切り壁があり、その表で最後のお別れをします。その裏が
炉前となっています。

炉はロストル式で前室は無く、燃料は白灯油、エレベーターのような化粧扉です。
火葬時間は約50分〜1時間ほどです。

因みに昭和55(1980)年開場、当時は火葬棟(本館棟)のみでした。
そして排気塔は高さ25mだそうです。10階建てのビルより若干低いくらいですね。





  

横浜市が発行した「戸塚斎場のあゆみ」という冊子より。
(少々見づらくて申しわけありません)

@戸塚斎場の火葬設備のフローシート
これでだいたい構造は解ります。
しかし、煙道熱交換器から出てる「もう一つの」排気筒とはどこにあるのでしょうか…?
 謎です。





  

A平面図と断面図、配置図です。
火葬炉は6基と、横浜市内の斎場でも少ない方です。

戸塚は、動物の火葬場も備えています。
本館棟(火葬棟)の下にあります。





  

B施設概要
主に建物に関するデータです。





  

C施設概要(続き)
こちらは利用料金などですね。





  

D昔の戸塚斎場
現在の戸塚斎場の「前身」こと、戸塚火葬場です。
かなり古くからこの場所にあったようです。
戸塚斎場は横浜市内の斎場でも、歴史のある由緒正しい(?)火葬場です。





  

E戸塚火葬場の入り口跡と現在の入り口
現在の戸塚斎場が開場した後、戸塚火葬場は取り壊されました。
因みに、現在の戸塚斎場の場所は戸塚火葬場のあった場所から
若干離れているようです。





  

F現在の戸塚斎場
富士山と戸塚斎場の組み合わせ…なかなか綺麗な画です(笑)。
出来ればカラーで見たかったですね。

こう見ると、付近には住宅街が多いのがお解かりいただけると思います。
しかし、当時の最新技術をふんだんに盛り込んだ「ハイテク火葬場」こと
戸塚斎場は無煙・無臭で公害は一切ありません。
開場当時、「本当に煙は出ないのか?」と言う付近の住民の方の問いに、
当時の職員さんが排気塔に登って確かめたそうです。
さらに、あの排気塔の内部には鳥が巣を作って住みついていたというちょっと
微笑ましい(?)エピソードも…。
戸塚斎場が環境にやさしいことを証明していますね。

それにしても、大きな排気塔と建物が目立ちますね。
まるで清掃工場のようです。





  

G芸術作品
建物の内部にある、芸術作品です。

「たびだち」という作品名です。
人は生まれ、そしていつかは死ぬ… 
故人との永遠の「別れ」の場である火葬場は、故人、そして残された遺族の
新たな「旅立ち」への場でもある、ということをこの作品が伝えているように感じました。


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