〜〜〜歴史の都は焼き場も古風〜〜〜
京都府の火葬場レポート byこむすび様
管理人のコメント
いや〜・・・・・・ついに来ましたね! ”京都編”。
管理人は、密かに京都のレポートを誰かがアップしてくれるのを期待していたのですが、
やはり!!というか、スゴイ施設だらけです。
蓮華谷、花山、帰命院・・・今まで、とかく謎に包まれた京都の火葬場ですが、
「古都」の名に恥じない本当に素晴しい施設ぞろいですね!
こむすび様ありがとうございました。
以下、こむすび様のレポート
(はじめに)
京都府の火葬場のありかたは南部と北部とで大きく異なるように思います。
南部は火葬場不毛地帯で、宇治市より南には「火葬場案内」によれば
笠置町火葬場があるのみです。
しかし、住所上は普通車が通れない狭い道の奥に位置しており、軽自動車を借りて
奥に行って進んでみてもそれらしきものは発見できませんでした。(既になくなっている?)
従って、京都府で実質的に一番南の斎場は宇治市斎場となり、城陽市や京田辺市等の
南山城地域もこちらを使用しています。
ちなみに京都府最南部に位置する相楽郡の合併協議会資料を見ると、加茂町に火葬場を
新設するという項目があるのですが、計画がうまくいってないようで完成はいつになるか
全く分かりません。
精華町議会議事録を見ても、この状況に業を煮やした議員が精華町単独で
火葬場建設できないかという質問をしている始末です。
反対に北部では、広域施設はあるものの割ときめ細かく火葬場が設置されています。
高煙突の施設も数カ所残っていますが、ほとんどは老朽化が進んでおり、
さらに詳細な記録を残すならば早いほうがよいかと思われます。
画像をクリックすると拡大画像が別ウインドウで開きます。
宇治市斎場
宇治市の火葬場は市街地にあったのですが、
現在では市東部の山間部に新築移転しています。
火葬棟、葬祭棟及び待合い棟を備えた総合斎場です。
こちらは施設入口です。
一番東側に位置する建物です。
3つの建物のうち中央が火葬棟です。
左側の屋根に排気口が見えます。
併設している霊園内から見下ろすように撮影。
施設全体の様子が分かります。
京都市中央斎場
国道1号線の東山トンネルの上付近に位置しており、非常に静かで環境の良いところです。
関西では少数派である前室付きロストル式火葬炉24基を誇る一大施設です。
147万人都市である京都市及び向日市をはじめ乙訓地域の火葬も担当しているのですが、
ロストル式だからこそ24基で済んでいるのかもしれません。
こちらは中央斎場入口です。門の上部には電光掲示板があり、
無用の方は立ち入らないようにという注意を延々と流しています。
電光掲示板が気になりこの火葬棟の写真1枚を撮ってそそくさと退散しました。
ちなみに画面右側が事務及び待合い棟で、画面左側に動物炉がありました。
数年前の新聞(名前失念)に、京都市立動物園で死んだ動物をここで火葬したという
記事があり、その中で動物炉がダブルバーナーであると匂わせる書き方をしていました。
確か「火葬炉の裏側から覗くと、2本の細い炎が…」というような表現でした。
人体用の炉もロストル式であることを考えると、こちらにもダブルバーナーを
採用している可能性があります。
亀岡市火葬場
以前は短い煙突付きの建物だったのですが、現在はリニューアルし煙突はなくなっています。
施設の老朽化が進んでおり、近くに新築移転する話があったのですが、なかなか話がまとまらず、
とりあえず現施設をリニューアルして使用しています。
4年くらい前に来たときは火葬場の裏側も山だったのですが、今では切り開かれて広場が
出来ているなど周りの環境もかなり変化しています。
この日は御遺族様が到着された直後だったため、やむなく離れたところから撮影しました。
火葬場裏側に新しくできた広場から撮影。
稼働日だったわけですが、この位置からは特に排気ブロワの音は聞こえませんでした。
船井郡広域事務組合火葬場
火葬場は園部駅から北に約2キロほど行った山裾にあります。
右の山に入っていく道が火葬場方面です。
正面には霊灰塔の看板が見えます。
ちなみに船井郡衛生管理組合は京北町、美山町、園部町、八木町、丹波町、
日吉町、瑞穂町及び和知町で構成されています。
狭い袋小路に火葬場があり、歩いて接近してもかなり目立つので
やむなく崖下から施設入口付近を撮影しました。
稼働日で明かりがついていました。
施設側面はこうなっています。
煙突式なのですが、建物上部に再燃施設と思われる四角いものが
設置してありますので、煙はほとんど出ないと思われます。
上の写真は冬に撮影したのですが、春には緑に覆われてしまいます。
また、町の北側に隣接する丹波町の新水戸斎場も探したのですが
発見できませんでした。
1箇所それらしき道が山に向けて登っていたのですが、その先の
四角いスペースは公園になっていました。
丹波町も船井郡広域事務組合に加盟していることから、
新水戸斎場は廃止されたのかも知れません。
美山町上平屋火葬場
国道162号線で上平屋から静原に抜ける峠にあります。
国道から見るとこのように見えます。
正面の様子です。
火葬炉は1基です。
施設裏の様子です。
燃料タンクが見えます。
煙突裏側の様子です。
お約束の煙突写真です。
宮津市火葬場
北近畿タンゴ鉄道のトンネル真上にあります。
たまたま火葬執行中だったのですが、とてつもない煙を出しています。
さすがに御遺族様が居られるところに近づく気はないので再訪しました。
かなり歴史がありそうな建物です。
入口を撮影。
中には告別用の祭壇がありました。
火葬炉はこの扉の奥にあり、ここからは見えませんでした。
奥に人が居られたため、これ以上の探索は断念しました。
岩滝町外二町火葬場「安蘇霊照苑」
岩滝町西側の山裾にあります。
屋根上の巨大な排気施設を見ると、煙突式から無理矢理改造したような印象を受けます。
ちなみに「外二町」とは野田川町と加悦町です。
入口を撮影。
景色の映り込みはありますが、エレベータ式の化粧扉が確認できます。
伊根町亀島火葬場
岩滝町から車でさらに20分程北上した伊根町の南端部にある亀島というところにあります。
名前からして古い施設かと思っていたのですが、既に新しい施設になっています。
火葬場のアップ。
瓦屋根を使用した和風の建物です。
綾部市斎場
綾部市南側の山裾にあります。
これは取り付け道路から撮影。
変わった形の建物です。
火葬場駐車場から撮影。
福知山市斎場
福知山市の火葬場は福知山駅南側にあったのですが、現在は市東部に新築移転しています。
近所には体育施設があります。
竹野川斎場
峰山町、大宮町、網野町、丹後町、弥栄町、久美浜町は平成16年4月1日に合併し、
京丹後市となりました。竹野川斎場は旧弥栄町域にあり、峰山町、大宮町、丹後町、
弥栄町で構成された竹野川環境衛生組合による運営がされていました。
合併協議会資料によれば昭和44年度建設で3基の火葬炉があります。
合併後の各町の火葬場は、とりあえず現施設を使用しつつ新施設整備に
着手する方向で調整するそうです。
施設全体を撮影。
高煙突を残す由緒正しき姿です。
炉前の様子です。
扉右側に観音開きの化粧扉と点火スイッチが見えます。
(旧)網野町火葬場
網野町も合併により京丹後市になっています。
竹野川斎場と同様、昭和30年度建設で火葬炉は2基だそうです。
*管理人による補足
網野町史によれば、昭和39年に火災により焼失し、その後再建とあります。
詳しくは下記URL参照下さい。
火葬場の完成
http://www.town.amino.kyoto.jp/amino_db/syuppan/04/11.html
火葬場の焼失
http://www.town.amino.kyoto.jp/amino_db/tyoushi/7/1143.html
(旧)久美浜町火葬場
久美浜町も合併により京丹後市になっています。
昭和56年度建設で火葬炉は2基だそうです。
到着が夜になってしまったので画像に大幅な修正を加えていますが
雰囲気はお解り頂けると思います。
向かって右側の入口奥に火葬炉があります。
ちなみにここは北近畿タンゴ鉄道のガードをくぐったところにあるのですが、
その幅が非常に狭く、コンクリート柱のあちこちに擦った跡がありました。
霊柩車の運転も大変です。
炉前を撮影したのですがフラッシュが上手く通らなかったので修正しています。
外観からエレベータ式の化粧扉かと思ったのですが、観音開きの化粧扉でした。