山形県内陸南部の斎場4例 byい号炉様


管理人のコメント
 い号炉様から、山形レポートの最新版がUPされました。毎度力強いレポートに感心
してしまいますが、今回も期待通りの内容でした。い号炉様が旧施設を探す際の
推理的要素には共通する感性が私にもあり、実際に自分が現地にいるような感覚
でいつも拝見させて頂いております。
 レポートに米沢の火葬場が登場しましたが、R13沿いの片子交差点にあったヤツで
しょうか?...だとすれば、あの網付きコンクリ煙突は無くなってしまったのですね。

PS:最上向町の火葬場は、市街地から鳴子、鬼首方面に抜ける道沿いの「黒沢」と
いう川に掛かる橋の左側土手にあったと記憶しています。コンクリート煙突付の小さな
施設でした。
                               

以下、い号炉様のレポート

高畠町斎場
新しい施設です。野球場やテニスコートなどの施設の陰にありました。小山の陰ですが
暗い感じはありません。すぐ近くには知る人ぞ知る「犬の宮」「猫の宮」の両神社があります。


炉前ホールです。これなら陰惨さは感じません。でも、裏に何があるのか知りたくなるかも。


米沢市斎場
国道13号線と川に挟まれたカーブの内側にあります。予想より小規模でしたが
広々した敷地です。炉棟には不思議な長さの排気筒が2本立っています。緑色
というのも変わっています。


煙突は2本ですが、炉数も2基と考えていいのでしょうか。稼働中なので
近寄れませんでした。


川西町斎場
これもまた新しい。屋根が優雅な曲線を描いています。


裏口前に消石灰の袋が積まれています。


建物脇に、やはり消石灰の袋が積まれています。しかし、こちらの中味は「使用済み」
なのでは。別に庭にある、納骨塔の運用がどうなっているのかわかりませんが、
この量では入りきらないでしょう。


白鷹町火葬場
う〜ん。ここも新しい・・。場所はほぼ同じですが「斎場」化されていました。中では
おばちゃんがフロアを掃除中でした。


旧施設時代の地図です。最上川縁の「それらしい」施設だったと推測されます。


尾花沢市大石田町環境衛生事業組合斎場白菊苑
広々とした立派な施設です。待合いに会葬者が沢山いましたが、バスや車などは
見あたりません。どうやって来たんでしょう。





最上町火葬場について
鳴子に抜ける途中、向町にあった施設です。コンビニの若者に聞いたので定かでは
ありませんが、現在、火葬は新庄市に行っているそうです。事前の準備不足で位置の
特定を誤り、すぐ近くのあらぬ所を探してしまい収穫はありませんでした。何か残っている
事は期待薄ですが、改めて訪ねてみる予定です。





新庄市旧火葬場跡
新庄市の現在の施設は確認していません。数年前の新庄市の地図に掲載されている
場所には、既に施設は存在しませんでした。前述の最上町の話を含め、処理能力の高い、
現代的な斎場が別の場所に造られたとみて間違いないでしょう。旧施設は、地図上では
国道を少し逸れたところにあるのですが、小規模で期待させる建物の書かれ方をしています。
国土地理院の地図上でも谷間に煙突マークが書かれています。思うに、ごく数年前までは
稼働していたと思われ悔やまれます。跡地は現在、運送会社の大型トラックの駐車場に
なっています。


真室川町斎場
場所が掴めないので、またコンビニで尋ねました。「火葬場?」「前のままだよね」などと
店員さん同士が話しているので「もしや古い施設のまま?」と期待したのですが、結果は
「新しくなっても元の場所にある」だけでした。施設右側に一段高くなった土地がありますが、
ここが旧施設の跡地かもしれません。


隠れて見えませんが、建物左に納骨塔があります。正面から写真を撮ろうとしたら、
中から業者さんが出てきました。うろたえて形だけの挨拶をしましたが、胡散臭げに
見られてしまいました。


真室川の保存軽便車輌
撮影行の中で、真室川に保存してある軽便車輌に遭遇しました。このサイトをご覧になる方の
いくばくかが「鉄好き」であると感じますので、蛇足ですが投稿しました。線路は土地を半円を
描いて敷いてあり、長さは百m程でしょうか。野外に出ているのは客車と運材台車だけですが、
右手の車庫の中に動力車があると思われます。今でも走らせることがあるかは不明です。


舟形町大蔵村共立うど山斎場
再び大蔵村を訪ねました。村の山裾に墓山があり、その付近にある筈なのですが
見つけられません。墓山の前にある「何かの建物があったらしい場所」の写真を
撮りましたが違うかもしれません。ここは大蔵村の旧施設跡で、現在は共同で別の
場所に建てたのではないかと思いこみました・・。
帰宅後、改めて地図を確認すると、墓山の、一度足を向けかけた小道の奥にあるようです。
写真では画面上部中央の白い物が六地蔵。そこを画面右手に登っていった場所です。
あぁ、なんということだ。今とてつもなく気に掛かっています。いずれ近い内に再々調査して
結論を出したいと思います。

以前ご報告したような内容と併せ考えるに、秋田及び山形では、現在使用中のほとんどの
ものが近代化された施設になっています。それも平成のはじめあたりに一気に建て変わった
ようです。いくつもの近代的な火葬場を訪れていくにつれ、例の「中山町」が残っていた事
自体が奇跡と思えるようになりました。道路の整備が進み、少し遠い市の斎場などへ行く
ことが容易になったことや、施設の老朽化、作業員の労働上の問題、火葬時間の短縮などが、
散在した小規模火葬場を急速に消滅させた原因でしょうか。東北の現況を記録すべく、
今後は近県の施設にも訪れていきたいと思います。


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