東山聖苑 by渓流ファン様
以下、渓流ファン様のレポート

東山梨広域行政組合(山梨市、塩山市、勝沼町ほか7市町村で構成)により
設置された「東山聖苑」を撮影しました。
2002年の4月に運用を開始した施設であり、
当方も見学会に潜り込ませていただきました(笑)
元は山梨市の市営火葬場のあった場所で、笛吹川にかかる橋のたもと近くです。
敷地を拡張し、最新式の総合斎場施設としたものです。
正門側から写した施設全景です。
設計は(株)山下設計。
(ttp://www.yamashitasekkei.co.jp/index.htm:HP内にここの紹介もあります。)
火葬炉は4基。将来1基増設可。
宮本工業所製前室付き台車炉(タッチパネル式全自動炉)で、
目下山梨県で最新式の火葬炉です。
ほかに汚物炉1基。
斎場は2(大小)、他に通夜/法事室、待合室(和式2、洋式1、和式は続き間使用可能)、
待合ロビー、事務室、遺族控室等です。
カーブした平面を持つ建物は、待合/事務エリアを挟んで火葬炉エリアと
斎場エリアに分離されています。正門向かって左側の火葬炉エリアです。
レンガタイル張りの部分に火葬炉と関連装置が収納されています。
こちらは斎場エリアです。
中央に通夜/法事室を挟んで、大小の斎場があります。
各斎場は「入口ホール、主室、控室」からなります。
他にトイレ、湯沸かし室、僧侶控室などもあります。
火葬エリアへの入口アップです。
中央の黒っぽい凹んだ部分はエントランスで、一段と奥まった左に出入口があります。
右がわの窓のある部分が事務室(と受付)です。
エントランスを入るとただちに告別/炉前ホールです。
落ち着いた照明の空間でした。
また、事務待合エリアよりに収骨室2室があり、火葬後台車はそちらに運ばれます。
室内中央に設けられた収骨台車まわり(コの字形の石枠)の内側には冷却用
空気ノズルが並び、前室で摂氏150度程度まで冷やされた台車をさらに冷却し、
安全な収骨が可能なように配慮されています。
これは斎場エリアの入口のアップ。
各遺族は専用の入口を持っています。
お互いに煩わされる心配はありません。
敷地の東側にある別の出入り通路と門側から写した火葬炉収納部のアップです。
この出入り通路は、山梨市営火葬場へのアクセス用に新たに開かれた通路と
思われます。(建物レイアウトの関係で、本来の通路が分断されてしまうため。)
本来の山梨市営火葬場への道も、建物裏手のサービスヤード専用の専用通路として
残され、利用されています。
なお、旧施設のあった正確な場所は、建物前のロータリー(こんもりした芝生の丘)です。
(5枚目の写真中央)炉数2基の小規模な火葬場だったそうです。
火葬炉収納部の側面です。
2階部分にも集塵機メンテナンス用のアクセスドアが設けられています。
排気塔も完全に隠され、下からは見えません。
周辺は宅地化がかなりすすんでいます。
意匠的にも「火葬場らしさ」を徹底して排除した施設となっています。
実際、ここが何か判らない人は多いらしく、撮影中も見知らぬ人(地元?)から
「ここは何なんです?」と聞かれました(笑)
デザインに自信があるのでしょう。
植樹で隠したりはせず、前の道路からも丸見えです。
駐車場も広々とし、通夜で夜間仮泊を認めている為か夜間の照明デザインにも
意を尽くされています。
夜に再び前を通った時には点々と灯されてちょっと幻想的でした。
背面です。
上部にはブロワー他の吸気口、アクセスドアなどが設けられています。
1階は炉室、炉の制御室、汚物炉室、職員休憩室、機械室ほか。
見学会の時の印象ですが、ここの炉室は非常に明るいです。
壁も天井も白、蛍光灯照明で、密閉空間ですが火葬場の炉室にありがちな薄暗さ、
陰鬱さを排しています。
(炉室から間接照明の炉前ホールに出ると、ものすごく暗く重苦しい感じでした。)
炉の燃料の灯油は地下タンク収納らしいです。
裏手はサービスヤードで、職員等の駐車場もあります。
駐車場です。
大型バス3台分のほか、乗用車ならざっと80台以上収容可能な広さがあります。
建物が火葬場らしくなく、広い駐車場があり、道路に面していてオープンな雰囲気で…。
釣りの途中に通りかかり、一般の車が沢山駐車していて、普段着の格好した人たちが
ぞろぞろといて……「(このあたりに多い)日帰り温泉施設の新規オープンかな?」
と思ったのが、見学会に潜り込めたきっかけでした(笑)皆様も前を通る時はくれぐれも
ご注意ください(笑)