小出郷火葬場 byあ〜様


管理人のコメント
 この施設については、以前より小出郷広域事務組合のサイトでその存在を
知っていました。実際もう少し古い施設を想像していたのですが、改造施設みたい
です。又、上記サイトに記載されている通り2基が再燃炉付で1基が再燃炉無しの
変則レイアウト(合計3基)の様です。よって手前の排気筒はもちろん、奥にある
コンクリート煙突も現役みたいですね。

 しかし1基だけが再燃炉無しというのも変な話ですよね(予算無かったのかな)。

【まえがき】

今回はS井さんより小出郷の写真をいただきましたので、ご紹介させていただきます。

この施設は虫取りの帰りに偶然見つけたもので、ちょうど「煙の行方」を拝見し始めた直後であったため、最も印象に残る施設の一つでございます。

また、先日「檜枝岐村」の施設を実際に見て参りましたので、その追加レポートも報告させていただきます。

いつものように採集記風のレポートとなります。


【小出郷火葬場

小出郷の施設があるのは、小出町に隣接している湯之谷村である。奥只見シルバーラインへ向かう国道352号から見える場所にあり、山裾にひっそりと佇んでいる。

この施設を初めて見つけたのは某所で虫取りをした帰り道であった。

国道を小出方面へ走っていると、路地から霊柩車が出てくるところに遭遇した。

折りしも自分が「煙の行方」を拝見して間もない頃で、即座に思考は施設の方へ飛んで行った。いったいこの辺りの施設はどこにあるんだろう?どこまで焼きに行ってるんだろう?煙突はあるんだろうか?

いろいろな興味が頭の中に湧いてきた。

しかし、霊柩車を追跡するような趣味はなく、その時には見過ごして、バックミラーで遥か彼方に消えてゆく霊柩車を見送ったのであった。近隣の家々では玄関先で数珠を持った主婦が野辺送りのためにスタンバっていて、霊柩車が「実車」であることを示していた。

その時の同行者にも「煙の行方」のことは話していたので、自分がそういう施設に興味のあることは理解していただいている。霊柩車が自分と同じ方角へ曲がってきたということは、自分の向かう方向に施設があることを示しているはずだ。

運転しながら右や左をせわしなく探してみる。

と、道路の右奥の山裾にある建造物に目が釘付けになった。

「あれか???」

平屋建てのそれほど大きくない建物が木立に隠れている。やけに庭が小奇麗なところが明らかに怪しい雰囲気であった。

さらに角度を変えてみると、向かって右の奥に煙突が立っているのが見えた。

「あれだ!!」

そんな佇まいの建物はアレしか考えられなかった。

これまでわざわざ施設を見に戻るという経験は一度もなかったが、この時は同行者がいるということもあり勇気が湧いてきたので、田んぼの脇道を曲がってコの字型に施設に向かって戻ってみることにした。

(同行者にはいいメーワクだ!)

自分の予想が正しければ、やがて国道から霊柩車が現れ、自分の前を右折していくはずだ。

その場で待っていようと思ったが、国道から施設へ向かう道に平行して、もう1本田んぼの中を走っている道を見つけたので、そちらからアクセスしてみることにした。この道は山裾を走っている小道に合流し、やがて山裾から施設へアクセスできるようになっている。

山裾の道まで移動して待機していると、案の定、霊柩車が曲がってくるのが見えた。タクシーを1台だけ後ろに従えている。若い方が亡くなられたのか、身寄りの少ない人かは全くわからなかったが、霊柩車は施設の門を入り、ぐるっと回って正面の車寄せに到着した。

門に近づいて見てみると「小出郷○○場」と書いてあった。

「小出」ではなく「小出郷」という呼び方が印象深い。

やはり田舎に行くとまだ煙突も残っているんだなぁ・・・という感想が残ったが、それ以外のメカニズムに関しては何の情報も得ることができなかった。情報を得るための知識や手段も持ち合わせていなかったため、何の情報も取れなかったという言い方の方が正しい。

しばらく待機していたが、煙が出始めるのが怖くなってきたので、その場をあとにした。今ならきっと違う行動をとったに違いないだろう。

当時は全く気づかなかったのであるが、S井さんにお送りいただいた写真を見てみると、煙突の他に排気塔が何本か見える。これが何を表しているのか自分には全く判断することができない。○○棟らしきところにある換気扇でいろいろ想像もできるが、シロートが勝手なことを書いて混乱を招くのもイヤだ。○○棟ではなく、ただのトイレのようにも見える。(^^;

その他の装備を見ても何もわからない。いつの日かこれを見てあれこれと推測できるようになる日が来るのだろうか?


【檜枝岐追加】

以前、kapiさんとS井さんに写真を撮っていただいた檜枝岐村の施設であるが、今回訪れる機会があったのでちょっとだけレポートさせていただくこととした。

今回は2名の同行者がいたが、二人とも虫取りの趣味と同時にこちらのシュミについても理解してくれていて、虫取りの帰りに施設に立ち寄ることも快諾してくれた。

場所は前回のkapiさんの取材でわかっていたので、すんなりと行くことができた。

国道沿いの細い道を入ると、すぐに杉木立の中を走ることとなる。すでに正面に施設の建物が見えており、近づいていくと煙突も姿を現す。

玄関脇に燃料の缶らしきものが置かれているが、施設であることを示す表記は建物のどこにも見当たらない。

施設のすぐ脇に何かを建てるらしく、整地工事がされている模様である。施設の裏側を見るためには、この工事区間に入っていく必要がある。これだけ施設に隣接して工事しているということは、もしかして建て変わるのだろうか?

ゲートが一部倒れているので足を踏み入れることはできそうだ。

一人では絶対に無理であったが、今回は同行者のうち1名がつき合ってくれた。こういう目で施設を観察するのは初めてだったので緊張する。

「窓から炉前が見えたらどうしよう・・」

「炉裏が見えたらどうしよう・・・」

いろいろ怖い想像をしながら施設の横を見ていくが、窓は曇りガラスである上にすべて板が打ちつけられていて中を窺い知ることは不可能であった。

想像以上にずっと小さい施設で、すぐに煙突側に出ることができた。

煙突と施設の間には妙な空間があり、地下煙道であることはわかった。しかし、それ以上のことは自分にはわからない。

煙突の根元にはヒビが入っていて、かなり古めな施設であることを示している。

工事区間では土砂が小高く積まれていて、施設を俯瞰できるようになっている。全体を見渡してみたが、皆様のレポートによく出てくる残灰置場やその他の設備、道具類は全く視界には認められなかった。建物の中にあるのだろうか?

見えたのは「南無阿弥陀仏」の石碑と表にあった燃料缶が裏にも転がっていたという2点だけである。

同行者が「あ〜さん、私が写真撮ってあげようか?」と申し出てくれたのであるが、カメラは自分のヤツだし、まだ自分のカメラにこの被写体を入れる勇気はなかったので、遠慮しておいた。

いつか管理人様が詳しくレポートして下さる日が来るのを心待ちにしたいと思う。


【あとがき】

今回もS井さんの多大なる協力を得てレポートすることができましたが、おそらくS井さんの写真の中に施設を「語れる」材料がたくさん含まれているに違いありません。それを全く語ることができないことをとてももどかしく思っております。

また、このたび初めて煙突のある施設に大接近致しました。徐々に徐々にですが、自分が馴れてきているように思います。早く「まともな」取材ができるよう、今後とも努力してまいります。

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