岡谷火葬場 by渓流ファン様

管理人のコメント

当サイトの常連であり、BBSでの非常に鋭い書き込みに定評がある「渓流ファン」様。
今回が初投稿ですが、初回から”渋い画像”ですね。撮影アングルやコメントに、そこはか
となくキャリアを感じます。             
                                   ”唐破風屋根”私は大好きです。



以下、渓流ファン様のレポート



川の土手道を進むと、古刹を思わせる建物が見えてきました。
敷地の境界は生垣や植樹が主で、柵はごく一部にしか巡らされていません。とてもオープンな印象です。
ちなみに遠景は塩尻峠と周辺の山々です。



白みかげ石製の立派な石灯篭が出迎えてくれます。
鉄柵つきの門柱などでなく、「灯篭」というのが憎い演出ですね。(なんて出入り自由な施設なんだろう……。)


火葬棟です。寺院と見間違えるしかない建物です。
入口に「湖北火葬場」の看板が掲げられています。
屋根瓦も葺きかえられ、外壁や柱も改修されたらしくピカピカです。
黒い板戸風の正面扉が締められ、おまけにちょうど火葬中の為、炉前は撮れませんでした。
窓越しに覗き見えた限りでは「白タイル壁、黒化粧扉、扉上方に仏教風装飾」のレトロな炉前装飾のようです。
炉数は3基と思われます。(中央の炉の装飾がやや高い位置にありました。昔は等級制だったのでしょうか?)

構内からパノラマ。火葬炉棟と植込(ロータリー)と待合室です。
他に入り口脇に駐車場と管理棟兼管理人住宅があります。
外構や造園もきれいに整備され、植木も見事に手入れされています。

「お地蔵さん」です。火葬炉棟とは、ロータリーを挟んでほぼ正対しています。


「お地蔵さん」は火葬場にはつきものかもしれませんが、「お宮さん」は珍しいです。
諏訪大社のある地方という土地柄でしょうか?(祭神は不明)


待合室棟の裏手に連なるイチイの生垣です。
イチイは信州では良く生垣や庭木に使われる赤い実のなる常緑樹です。
風土の情景(植生)に囲まれた中で故人を送り出す。
無個性で画一的な石垣や鉄柵などよりよほど好感が持てました。


火葬棟の背面です。再燃炉・集塵・ブロワー室が新設されています。(再燃炉は主屋内?)
3基と推測される火葬炉に対し、排気筒は3×2列、計6基もあります。(火葬中の為、右側の排気筒から陽炎が立ち昇っています。)
なお、右の背の高い煙突は小型炉(おそらくは汚物炉)のものです。
長煙突時代のコンクリ煙突は、この汚物炉付近にあったと推測されます。
なお、傍らの土手道と排気筒の頂部とはほぼ同じ高さです。
発煙防止、臭気管理が重要ですね。

施設の裏手を別方向(イチイの生垣側)から。
あちこち見ると、かなり古い建物を改修していることが良く分かります。
しかし、裏庭も綺麗に整頓されています。感心させられました。(まあ、道路や土手から丸見えですしね。)
なお、長野県は全国でワースト2の財務状況だそうです(がんばれ、康夫チャン!)。
ここのように旧式施設を徹底改修するのも良策なのかもしれません。

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